痛風発作を避ける

尿酸コントロールで痛風発作を避ける

 かつて、痛風は日本人にはめずらしい病気で、ながらく「お金持ちがかかる病気」などと思われてきました。

 

ところが、生活習慣の変化、特に食生活の欧米化などによって、今や痛風は「だれもがかかりうる病気」となってしまいました。現在、日本の痛風患者は約80万人、その予備軍ともいえる高尿酸血症の人は、300万人とも400万人ともいわれています。

 

患者数が増えているにもかかわらず、病気に対する知識はまだまだ十分とはいえないのが現状です。痛風の自覚症状は発作時の激痛であるため、いったん痛みが治まると、病気まで完治してしまったかのように錯覚してしまうからです。

 

しかし、痛風には必ず高尿酸血症という基礎疾患があり、高尿酸血症の治療、すなわち尿酸値のコントロールは生涯にわたって続けていかなくてはなりません。病気を甘くみて治療をおろそかにしていると、糖尿病や高血圧症、腎臓病、さらには虚血性心疾患や脳血管障害など、命にかかわる合併症を併発しないとも限らないのです。

 

痛風の治療で大切なのは、定期的な通院と検査、薬の服用、食生活の改善などですが、これらは患者さんの自己管理にかかっています。そして、自己管理を徹底するためには、患者自身が痛風という病気をよく知り、どうして薬を飲まなければならないのか、食生活の改善の目的はどこにあるのかなどを十分に理解する必要があります。

 

本サイトでは、痛風のメカニズムとともに診断や治療のポイントを、図解入りでわかりやすく解説しています。なかでも、痛風の自己管理のポイントのほとんどは痛風だけでなく生活習慣病全般にもあてはまるものです。そのためここは特に理解しやすく解説しました。

 

日常の自己管理を徹底して、尿酸コントロールさえきちんとしていれば、合併症を併発することもなく、発作におそわれることもありません。健康な人と同じような社会生活を送ることができるのです。

 

尿酸コントロールで痛風発作を避ける